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カフェ、ビストロ、居酒屋をはじめ数多くの飲食店のメニュー表や店舗看板をデザインしてきました。デザイン事務所ですが経営コンサルタントで培った経験を基に多くの飲食店の集客・売上改善を達成してきました。
今まで多くのお店の集客相談を受けてきましたが、やはり悩まれるのは集客&売上UPです。
SNS・WEB集客、値引きを伴ったキャンペーンなど・・限られた予算の中で一番効果を発揮するのはなんでしょうか?
この質問はご相談をいただくと必ずと言って良いほどお聞きします。
正直言って、私たちがコンサル・制作して一番効果を発揮したのが「メニュー表」です。
いつも注文前に見る、あのメニュー表なのです。
今回はリピート率が高まり、集客と売上を変えるメニュー表のコツについて説明します。
目次
メニュー表を手抜きするお店は成長しない
あなたにとってメニュー表はなんですか?
お店を営む経営者・オーナーの立場で考えた場合、来店するお客様の立場で考えた売位で違ってきます。
「料理を頼むためのものです」とシンプルに考える方も多いです。
経営に熱心なオーナー・経営者の場合は「売上や回転率をあげる販促物です!」と答える方もいます。実際、メニュー表は売上・回転率を左右する重要なものなので間違っていません。
では、お客様にとってメニュー表はどのようなものでしょうか?
「このお店は何がおすすめかな?」
「ランチのセットは何かな?」
「ここは比較的高いお店だねぇ」
と思いながらメニュー表を見たことはありませんか?
お客様にとってメニュー表ってお店の通知表みたいなものだと思っています。
雰囲気や味も重要ですが、メニュー表によってお客様がお店に抱く印象が決まるのです。
(味や雰囲気も印象を決める要素ですが、メニュー表でより印象がはっきり決まります。)
メニュー表を手抜きすれば、それは自身のメニューやお店自体を手抜きしていると言えるのではないでしょうか?
回転率・売上アップを考えてメニュー作りをするのは重要ですが、そこにお客様を楽しませ、ワクワクさせる要素を盛り込むことで、集客・売上をアップし、リピート率も高めることができる本物のメニュー表となるのです。
リピート率、集客・売上アップを実現するメニュー表を作るポイント
さて、ここからは私たちがご依頼を受けてメニュー表を制作する際のポイントについて説明します。
基本的なポイントもあれば、私たちが実際に試し、効果があったポイントもお伝えします。
写真は命!しっかりこだわりましょう
メニュー表でお店の印象も変わるし、友人に紹介したくなるかも変わります。
そこで重要になるのが写真です。
これはメニュー表を作る中で一番気にするポイントですよね。
しか〜し、実際にご相談を頂くお店の多くが写真が悪いんです。
自分たちは綺麗に撮影したつもりかもしれませんが、まだまだの所が多いんです。
インスタグラムやツイッターで綺麗に写真撮れる人が増えているので、お客さんの目が肥えている場合があります。(泣)
料理の盛り付け、お皿やカップの位置をこだわるのはもちろん、撮影する向きや角度をこだわるだけで印象はワンランクも上がります。
一つ、絶対にやってはいけないと思っている撮影方法は、「のぺっと平たん撮影」です。
料理の凹凸を感じることができない写真はやめましょう。
凹凸感を意識した撮影をすると比較的、綺麗な画像にまとまってきます。
セットメニューの説明は分かりやすく!ページ飛ばしはしない!
次はメニューのレイアウトについてです。
レイアウト方法を細かく説明すると「自分たちでできない!」となってしまうので、ここでは載せる内容についてのポイントです。
ランチやディナー、ドリンクセットなどセットメニューってありますよね。
セット内容は必ず対象となるメニューの横またはページの下部に掲載しましょう。
たまに見かけるのは「セット内容はセットメニューページをご確認ください」と違うページに記載しているケースです。
(ありえないと思うのはL字のミニアクリル板をテーブルに立てて、ドリンクメニューを完全分離しているケースです。)
メニュー表の枚数には限りがあるので同じ内容は記載せず、お客様にページをめくってもらって確認して貰えばいいや!
と思ってしまうのも分かります。
しかし、このページ飛ばし表示はトラブル・売上ダウンを発生させます。
今までこんな経験ありませんか?
注文取りに行ったら、
「このセットメニューのドリンクってこれですか?」
「セットメニューってどれですか?」
「こちらのページになります。」
注文聞きに行って確認から入るわけです。
お客様側も「これ?これかな?」と注文前にキョロキョロしているでしょう。
さらに注文を受ける時間も長くなるので席の回転ペースも遅くなります。
(塵も積もればなんとやら・・です。)
分かりにくいメニュー表はストレスなので一目で分かるレイアウトにしましょう。
(文字サイズ・文字間隔も注意しましょう。)
濃さ、辛さなどこだわり表示は楽しく表現しよう!
ここからは表現方法についてのポイントです。
私たちがメニュー表をデザインする際に一番気にすることが、
「どうしたらお客様が楽しくなるか?良い意味で迷い興味を持つか」と言うポイントを重視しながら制作します。
今までの一例を説明すると・・・。
自家焙煎コーヒーを売りにするカフェのメニュー表デザインのご依頼を頂いた時は、
各国のコーヒ豆の特徴(コク、苦味など)を★マークで表現しました。
★マークだけではつまらないので、豆の産地情報・希少性も記載しました。
たくさんあるコーヒー豆の中でどれにしようか?
今日はブラジルで、次回はアルゼンチンのコーヒーにしようかな?
とリピート来店したくなる表現をします。
インスタにも投稿してくれる可能性が高かったです)
フレンチやビストロの場合は鳥料理、ビーフなど各項目で挿絵を記載しました。
デザインのタッチはお店の雰囲気に合ったデザインにします。
インスタ・ツイッターにメニュー表の画像を投稿してもらえると、投稿を見たフォロワーの来店率は比較的に上がります。
価格表示は分かりやすいように!表示を変えるだけでもう1品を実現
次に価格の表示方法です。
先にストレートに言ってしまうと・・・
お客様はお店側が思っているよりも何も考えません!(爆)
お得でしょ!と思ってセット価格を掲載しても表示方法を工夫しないとわかってくれません。
セットメニューにするといくら特なのか?
(例)50円引きだけではなく、〇〇%引き(〇〇円)
と表示する方が「〇〇%も値引きなの?」と円表示よりも%表示の方がインパクトがある場合があります。
実際、メニュー表ではありませんが新聞折込のセールチラシを制作した際、
ずっと「〇〇円引き」と表示していましたが、「12%引き(○○円)」と表示した方が同じ内容なのに効果が倍増した結果があります。
店長オススメなど注文参考の導入
新しいお店の場合、何を注文すれば良いか迷うことって多いですよね。
この対策として「店長オススメ!」や「定番メニュー」と表示したメニューをよく見かけます。この「オススメ・定番メニュー」をさらに強化するともう一品の注文、オーダーが決まるスピードも劇的に変わります。
私たちが実施した内容の一つが「私が客だったらこのメニューで大満足!」と言うメニュー表を別紙で作りました。
「私が客だったらこのメニューで大満足!」と言う企画はオーナー・店長、バイトスタッフの写真&プロフィールを掲載し、「この4品食べたら個人的に大満足!」「このメニュー食べなきゃ損です!」とアピールする企画です。
4品、5品の場合はトータルで料理だけで総額〇〇〇〇円とお会計額を表示するようにしました。
大体4品でこれくらいの会計なんだな・・と把握してもらうことは実は重要なんです。
中には「金額を理解されると追加注文が減るのでは?」と思われますが、
実際に減ることは少ない結果が出ました。
むしろ、オーナーや店長、実際にホールを歩いているスタッフが載っているので、
お客様とのコミュニケーションが生まれたり、芸能人効果と同じ効力が発揮され、ファン化が進む傾向がありました。
さて、スラスラっと集客と売り上げを左右するメニュー表のコツを説明しました。
どのポイントも10年間、多くの飲食店のコンサルティング、メニュー表デザインを行う中で効果があったポイントです。
参考になりましたでしょうか?
少しでも皆様の売上・集客UPの参考になればと思います。
それでは!
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