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ホームページ制作、WEBコンサルティングを行うデザイン事務所ZoDDoです。
今回はSEO効果として有効とされている相互リンクについてです。
最近、当社へ相互リンク依頼のお問い合わせメールをいただきます。
内容を確認させて頂き、相互リンクさせて頂くケースがありますが中には相互リンクのやり方が?な時もあります。
相互リンクは仕組み・やり方を知らないとペナリティを受けてSEO面で大きなリスクとなる場合があります。
今回は効果的な相互リンクのやり方、Googleのペナリティについて解説します。
相互リンクとは?その基本を理解しよう
まず相互リンクとは何かを解説します。
相互リンクとは、2つのWEBサイトが互いにリンクを張り合うことを指します。
例えば、A社のホームページがB社のホームページにリンクを設置し、B社もA社にリンクを設置する場合、これが相互リンクです。
かつてのSEOにおける相互リンクの役割
かつての検索エンジンは、被リンクの数を評価指標として重視していました。
そのため、相互リンクはSEO対策の一環として広く利用され、多くのWEBサイトが積極的に相互リンクを増やしていました。特に、リンク集を設置し、関連するサイトと相互リンクを張ることは、検索順位を上げるための一般的な手法でした。
しかし、Googleは度重なるアルゴリズムの更新を行い、相互リンクの評価基準を変更しました。
現在では、不自然な相互リンクはSEOに悪影響を及ぼし、場合によってはGoogleペナルティの対象となることもあります。
自然な相互リンクと意図的な相互リンクの違い
ここまで読むと「相互リンクは悪いことじゃないか!」と思うかもしれません。
でも、すべての相互リンクが悪いわけではありません。
Googleは、自然な相互リンクと意図的な相互リンクを区別しています。
- 自然な相互リンク:関連性の高いサイト同士が、コンテンツの価値を高めるためにリンクを張る場合。例えば、製造業の企業が協力会社のWEBサイトへリンクを設置するケース。
- 意図的な相互リンク:SEO目的のみでリンクを張り合う場合や、無関係なサイト同士がリンクを交換する場合。これはGoogleのガイドラインに違反し、ペナルティの対象となる可能性があります。
Googleのアルゴリズム更新と相互リンクの評価の変化
Googleのアルゴリズムは、相互リンクの質を評価するようになりました。
特に、以下のような施策を取ることで、検索順位への悪影響を避けることができます。
- 関連性のあるサイトとの相互リンクを意識する
- 例えば、飲食店が提携している食材卸業者のWEBサイトにリンクを張るのは自然な流れです。
- リンクのバランスを意識する
- 相互リンクが全被リンクの大半を占めると、Googleは不自然なリンクネットワークと判断することがあります。バランスがとても重要になります。
- nofollowタグを適切に利用する
- 相互リンクが多くなりすぎる場合は、「nofollow」属性を付与し、Googleに「リンクの評価を渡さない」ことを伝える方法もあります。リンクには「follow」と「nofollow」があることを知っておきましょう。
このように、現在のSEOにおいて相互リンクを適切に活用するためには、Googleの評価基準を理解し、ペナルティを避けるための戦略が必要です。
相互リンクの依頼があっても安易になんでもOKするのはリスクがあることを知っておきましょう。
自身のビジネス、WEB内容と全く関係のないサイトからの相互リンクは慎重に判断しましょう。
Googleペナルティを避けるための相互リンクの正しい活用法
相互リンクを有効に活用するためには、Googleのガイドラインに準拠しながら適切なリンク戦略を構築する必要があります。ここから効果的な相互リンクの方法について解説します。
1. 高品質な関連サイトとの相互リンクを意識する
相互リンクを行う際は、業界内で信頼性の高いWEBサイトとリンクを交換することが重要です。
ここで疑問が出ますよね?信頼性の高いWEBサイトってどんなサイトって思いませんか?
私もGoogleのガイドラインを読んだ時に同じ疑問が生まれました。
信頼性の高いWEBサイトって基準は何か?ってず〜っと悩みました。
信頼性に関しては下記の記事にて説明しています。
【WEB制作会社の選び方は?制作会社が選ぶ基準を解説します!】
- 例:法律事務所と税理士事務所が相互リンクを設置する場合、情報の関連性が高く、Googleからの評価も良好です。
2. 相互リンクの割合を適切に管理する
サイト全体の被リンク数のうち、相互リンクが過半数を占めると、不自然なリンクネットワークとみなされる可能性があります。
- 適切な割合:総リンク数の10~20%程度が自然な範囲とされることが多いです。
3. アンカーテキストの最適化
リンクのアンカーテキストを適切に設計することで、検索エンジンに正しくコンテンツを伝えることができます。「こちら」「クリック」などの内容が不明確な単語でリンクするのはやめましょう。
- 良い例:「SEO対策のポイントはこちら」(関連する内容を示す)
- 悪い例:「こちらをクリック」(内容が不明確)
4. nofollow属性を活用する
相互リンクがSEOに与える影響を適切にコントロールするために、一部のリンクに「nofollow」属性を設定するのも有効です。
- nofollowの活用例:
- ユーザーが投稿するコメント内のリンク
- 過剰な相互リンクを避けるための特定のリンク
5. 定期的にリンクを見直し、低品質な相互リンクを削除する
相互リンクを設置した後も、定期的にリンクの品質をチェックし、問題がある場合は削除や修正を行いましょう。
- チェックポイント:
- 相手のサイトの品質が低下していないか(ドメインランク・ページランク)
- 不適切なコンテンツが掲載されていないか(違法性のあるコンテンツ・アダルトコンテンツ)
- サイトがスパム化していないか
このように、Googleの評価基準を理解しながら相互リンクを活用することで、SEO効果を最大限に引き出すことができます。
相互リンク以外のSEO施策と組み合わせる方法
相互リンクだけに依存するのではなく、他のSEO施策と組み合わせることで、より効果的なWEBサイトの運用が可能になります。
相互リンクと言うことはリンクを送ってくれる相手が必要になりますよね。
相手に相互リンクの依頼メールを送る方法もありますが、全員がWEBに詳しい訳ではありません。
ここからは自分でできるSEO施策を解説します。
1. 高品質なコンテンツを作成する
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで、自然な被リンクを獲得しやすくなります。
当社のホームページが参考になります。(笑)
当社ではスタッフブログとして定期的に記事を執筆しています。
ホームページ制作、看板デザイン、チラシ・パンフレット制作などの業務内容を書いた記事。
日々の生活の中で疑問に思ったことを調べ、記事として書いたりしています。
記事を書いて被リンクなんてされるのか?と思うかもしれませんが、良い記事・誰かの為になる記事を書くとリンクしてくれる事があります。
ネット上って正直なんだな・・と日々感じています。
- ブログ記事や業界レポートの作成
- インフォグラフィックや動画コンテンツの活用
2. 内部リンクを強化する
サイト内部のリンク構造を最適化することで、検索エンジンがコンテンツを正しく理解しやすくなります。ホームページだと各ページを繋ぐリンクは必須と言えます。
ヘッダー・フッターのメニューだけではなく、各ページで補足内容となるページがあればリンクで繋ぐことをお勧めします。
- 重要なページへのリンクを適切に配置
- 階層構造を明確にし、クローラビリティを向上
3. ソーシャルメディアを活用する
SNSを活用してWEBサイトの露出を増やし、より多くの自然なリンクを獲得する戦略が有効です。
これはInstagramやYouTubeで自身のブログやYoutubeチャンネルに被リンクを集める方法です。
ちなみに、当社ではソーシャルメディアを使ったWEB集客はあまり行っていません。
- Twitter、Facebook、LinkedInでの情報発信
- 業界フォーラムやコミュニティへの参加
このように、相互リンクを適切に活用しながら、他のSEO施策を組み合わせることで、より安定した検索順位の向上が期待できます。
今回、相互リンクに関して書かせて頂いた理由も説明します。
最近になって被リンクが再注目されるようになりました。WEB業界ではその動きが活発で、少しトゲのある言い方になってしまいますが、検索対策をあまり知らない企業ほど相互リンクを集める傾向があります。
この記事で説明していますが自身と全く関係のないWEBサイトへのリンク・被リンクは慎重に考えて行なってください!
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