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マイクロソフト社が提供するサービス、MSN(The Microsoft Network=ザ・マイクロソフトネットワーク)、Hotmail(ホットメール)、Livemail(ライブメール)。現在はOutlook(アウトルック)に引き継がれていますが、電子メールが使えるサービスとして活用していた方も多いのではないでしょうか。
個人的にOutlookに引き継がれた時にサインインや新しくIDとパスワードを設定する必要が発生し、ログインできず困ったことがあります。
今回は、上記3つのサービスの特徴と歴史について解説いたします。
目次
メール機能のメーラーとWEBメールの違い
Outlook、Gメール、Yahooメールなど多くのメールサービスがあります。
アカウントの設定方法、ログイン方法について調べると専門用語が出てきて困ってしまいますよね。
電子メール(E-mail)を送受信できるツールとして、「メーラー」「メールソフト」「Webメール」…とさまざまな呼称がありますが、まずはそれぞれがどう違うのか解説します。
1つのデバイスで管理できるメーラー
一般的に「メーラー」と「メールソフト」は同じものを指します。PCやタブレット端末など、アプリケーションをインストールしたデバイスでのみメールの送受信などが行えます。
有名なメーラーの例えを挙げると、Google社の「Gmail」、Microsoft社の「Outlook」 、Firefoxを提供しているMozilla社が提供する「Thunderbird」です。
例えば「外出先でメールが見たい!」と思ったとき、会社や自宅のPCなど、アプリケーションが入ったデバイスが手元にない状態では確認することができません。
事前にスマホやタブレットなど、持ち運べるデバイスにアプリを入れて送受信の設定をしておく必要があります。
一方で、一度受信したメールはアプリケーション内に保存されているので、インターネット環境がなくても確認することができます。
外出先でネットが繋がりにくい!という状況でもお客様とやりとりしたメールの確認ができるので、ビジネスで使うならPCとスマホやタブレット、というふうに複数のデバイスにメーラーを入れておくと便利ですね。
ネット環境があればどこでも使えるWebメール
「Webメール」は、サーバー上に保存されたメールを、ウェブブラウザを使って送受信できるサービスのことです。インターネット環境とブラウザ(GoogleChromeやMicrosoft Edge、Firefoxなど)があればどのデバイスからでもログイン・利用することができます。多くのWEBメールはメールアドレス取得サービスとセットになっています。
どこでも使えて便利な反面、ネット環境のない場所では送受信どころか、メールの確認すらできないことがデメリットと言えます。
旅行先、出張先でやりとりの詳細を確認したいのに、通信環境が悪くネットに繋がりにくくてなかなか開けない…という事態もあり得ます。重要な情報は別途控えておくか、メーラーやソフトをインストールしておいて、デバイスに保存されるようにしておく事をおすすめします。
無料でアドレスが作成できるフリーメール
「フリーメール」とは、無料で自分のメールアドレスが持てるサービスを指します。
「メーラー」「Webメール」がメールの送受信を行う仕組みである一方、フリーメールは単に取得できるアドレスが無料であることを示す言葉です。
フリーメールサービスによって、ログインすれば使えるWebメールタイプのものも、アドレスが与えられるだけで別途メーラーが必要なタイプもあります。
MSN、Hotmail、Live Mailの歴史
ここからはMSN、Hotmail、Live Mailそれぞれの歴史についてです。
調べてみるとけっこう昔にサービスが開始されていた事に少しびっくりです。
MSN(The Microsoft Network)の歴史
MSN、The Microsoft Network(ザ・マイクロソフトネットワーク)は、1995年、パソコン同士の通信に関わるサービスとして開始しました。インターネットの普及により、現在はネット接続サービスとポータルサイトを提供しています。
ちなみにポータルサイトとは、ウェブブラウザを立ち上げた際、最初に表示される情報ページのことです。日本ではGoogleやYahoo!に設定している方が多いようです。
MSNは、複数あるサービスのうちの1つとしてWebメールサービスを提供していました。
(MSNでは天気予報や経済、政治など最新のニュースが表示されます。)
その後の1997年、Hotmail社を買収し、「MSN Hotmail(エムエスエヌ・ホットメール)」として新しくサービスを開始することになります。
Hotmailの歴史
Hotmail(ホットメール)社が提供していたWebメールサービスです。
1997年にマイクロソフト社が買収し、MSNのメールシステムに組み込みました。その後1999年に「MSN Hotmail」の名前で正式にサービスを開始します。
有料プランもありましたが、無料で取得できるメールアドレスサービスとして高いシェア率を誇っていました。
その後、2007年に「Windows Live Hotmail(ウィンドウズ・ライブ・ホットメール)」と名称を改めて提供を開始しました。
2013年にHotmailの後継サービス「Outlook.com」の提供が開始、移行期間として同時提供されていました。
現在はHotmailとしてのサービスは終了したとされています。
Windows Live Mailの歴史
Windows Live Mail(ウインドウズ・ライブ・メール)は、マイクロソフト社が無料で提供していたメーラーです。開発中は「Windows Live Mail desktop(ウィンドウズ・ライブ・メール・デスクトップ)」という名称でした。
2007年、正式なリリースにあたって「Windows Live Mail」へ名称を変更しました。
(昔、メインで使っていました。)
開発中はMSN HotmailをWindows Live Mailという名前にしようと検討されていましたが、今までのHotmailユーザー認知性を加味し、「MSN Hotmail をWindows Live Hotmail」に、「Windows Live Mail desktopをWindows Live Mail」という形になりました。
ちょっとややこしいので補足すると、Hotmail系列はWebメール、Windows Live Mailはメーラーなので、サービスの形態は別物になります。
2017年をもって、Windows Live Mailもすべてのサービスを終了しています。
Outlook.comの歴史
2013年に提供を開始したHotmailの後継Webメールサービスです。
無料プランではWebメールしか利用できませんが、有料プランに加入すればメーラーをインストールして使うこともできます。有料プランでは容量が1TBまで増加され、独自ドメイン、広告非表示など使いやすくなります。
Microsoft社なのでWord、Excelといった他のOffice系ソフトウェアとの相性もいいので、Windowsユーザーには特におすすめです。
今回のまとめ
メールサービスと言ってもさまざまな物があります。
今回、MSN、Hotmail、Live Mailについて調べてみて、それぞれがメーラーとWEBメールなのか判別が分かりにくい部分もありました。簡潔ですが今回のまとめを下記に書きます。
メーラー | デバイスにインストールして使う、メール送受信アプリケーション。 |
Webメール | ウェブブラウザからログインして使うメール送受信サービス。 |
フリーメール | 無料で取得できるメールアドレス。 |
今回は以上となります。
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