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2018.3.13
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2019.2.14
「前向き駐車」や「第二駐車場」の案内など、小さな看板ってよ〜く見ると街中にたくさん溢れています。
フェンスや壁、電柱にもありますしどこを見ても看板って視界の中にあります。
そんなたくさん看板が溢れていると、脳が認識しない看板がどれだけあるかって思います・・・。
見てもらえるなら「何か心を動かす」モノにしたいと思うのはデザイナーやクリエイターなら誰しも思うこと。
今回は来院してくれた患者さんが「ほっこり」して欲しいと思い、作った看板のお話・・・。
目次
名古屋市内の歯科医院よりご依頼頂いた駐車場の看板。
「駐車場の看板」と言ってもメインとなる大きな看板ではなく、第2駐車場をご案内する案内看板です。クリニックから約90メートル離れていて、更に住宅街に入らなければいけないので場所の表現がちょっとややこしい・・。
文字だけで伝えるのは無理なので、地図は必ず必要になります。でもただ案内看板を作るだけでいいのかな?とモヤモヤした気持ちが生まれていました。
モヤモヤした気持ちのままず〜っとフェンスやクリニック前の通りを眺めていました。看板の大きさや駐車に来る患者さんのクルマの導線を確認します。そこで、変えられる患者さん、来院される患者さんを見ていると・・・・子供さん多いなぁ。ホームページも確認すると・・子供をメインにしてるのが分かりました。きっと先にホームページを見ると先入観があって悩むことはなかったと思います。
「最初から確認しなよ!」と思われるかもしれませんが、事前に調べるのも重要ですが先入観(イメージ)が入った状態で接すると「考える」と言うことを省いてしまいます。個人的にそれはしたくない。理由は考えるコトをしなければ、色々と気づきがなくなってしまうからです。
・・・・と話が脱線しました。(汗)
最近はクリニックや歯科医院を開院されると、周辺の方々で「通院を考える人」は事前にWEBを見ます。しっかりどんなクリニックか確認するんですよね。
建物を思いっきり子供を対象にしたモノにするのは微妙ですよね。
テーマパークかっ!そんなクリニックは信用できるか・・大人が来なくなるのも困ります。でも、お子様や親御さんに優しいイメージは持ってもらいたいし、シンプルな外観だからこそ、冷たいイメージは持たれたくない。駐車場の案内看板ですが、小さな看板がちょっと可愛かったら、暖かい印象を少しは与えられるかもしれません。
と言うわけで地図であったり、クルマの絵を入れたり、色も少し可愛くしてみました。
デザイン案を提案し、どのデザイン位するのか決めて頂いたら早速、看板本体の制作に入ります。ここからは職人さんにバトンタッチ!プラスチック板のカット、インクジェットシートを手際よくプリントしていきます。
「この看板取り付けるフェンス?壁ってどんなのでした?」
職人さんからの質問・・・・固まりました。しまった・・・フェンスのタイプ(型番)忘れてたのです。フェンスの形は覚えているので、ジェスチャー(?)と図で説明です。看板本体を取り付けるフェンスや壁によって取付金具やワイヤーも使い分けなければいけません。フェンスによって取り付けられる看板サイズも違います。風の抵抗で負けてしまってはいけないので、フェンスの支柱の深さも考慮しなければいけないのです。
看板サイズとフェンスを見て、「このサイズだと穴6個の方がいいよ。風でフェンスは大丈夫だけど、看板本体が飛んで行くと怖いから。」と今回はちょっと強度を強くするために固定穴を6箇所に。次は看板本体が出来上がったので、予定を合わせて施工になります。来院された方が少しでも「ん?」と思ってもらえたらと思います。